今日は、私の誕生日でした。
そんな日に・・・
話せば長いこの話。
お時間ある方はどうぞ〜
私の父は40年前に癌で亡くなりました。
日本史が専門の大学の先生でしたが、音楽が好きで、ホルン、トランペット、フルート、クラリネット、オーボエ、バロックリコーダー、ピアノ、そしてオルガンが弾けたようです。
特にオルガンは、教会の奏楽をしたり、讃美歌の編曲をしたり、作曲したりもしていました(うちの母との出会いもオルガンが一役・・)。
で、私が小さかった時に買った「クロダトーン」というオルガンが家にあったのですが、父が亡くなって(母もオルガン専攻なので弾けるんですが)何年かした時に、島根県に愛真高校というキリスト教の小さな学校ができるということを知って、母はその思い出のクロダトーンを寄付しました。
それから12年後、私は音楽の先生としてクロダトーンのある愛真高校に勤めることになりました。その時にはすでにクロダトーンはちょっと不具合があって修理をしなければならない状態でしたが、修理できる人が見つからずそのままの状態で置いておかざるをえませんでした。
5年ほど勤めて結婚退職して、私は中山農園にいるわけですが、今年臨時で1学期間だけ音楽の教員として20年ぶりに愛真高校で働くことになりました。すっかりオルガンもボロボロで、このまま直ることはないんだろうな〜と思っていました。
ところが!
2学期から音楽の教員として来てくださった先生がオルガン専門の先生で、オルガンを直したい!と色々調べてくださり、ついに、三重県にお住まいの岡本直樹さんにたどり着いたのです。
そして、オルガンを修理に出してくれて、、、、
今日!愛真高校に戻って来たのです!
今日戻ってくるという話を聞き、いても立ってもいられず、レッスンを申し訳ないけど延期させてもらって愛真高校に行って来ました!



ヴァイオリンの横にある写真、闘病中にオルガンに向かう父の写真です。ヴァイオリンのケースに入れて持ち歩いています。
懐かしい音。ピカピカになって帰ってきたオルガン。生き生きした鍵盤。息を吹き返したオルガンに感激しました。ついでに、ヴァイオリンと一緒に讃美歌を弾かせていただきました。
ここまで丁寧に修理してくださった岡本さんに本当に感謝です。それから修理に出してくれた愛真高校にも感謝です!
岡本さん曰く、「クロダトーンは(もう黒田オルガンというメーカーはなくなっているので)日本で数人の人が所有はしているけれど、こういう学校という公の場にあるのはこの一台だけです。」とのことでした。
暖かくて深く、包み込むような音色のオルガンが身近にあるなんて、本当に嬉しいことです。
これからも時々会いに行こうと思います。
こんな素敵な誕生日を過ごせて、とても幸せでした!(Y)
そんな日に・・・
話せば長いこの話。
お時間ある方はどうぞ〜
私の父は40年前に癌で亡くなりました。
日本史が専門の大学の先生でしたが、音楽が好きで、ホルン、トランペット、フルート、クラリネット、オーボエ、バロックリコーダー、ピアノ、そしてオルガンが弾けたようです。
特にオルガンは、教会の奏楽をしたり、讃美歌の編曲をしたり、作曲したりもしていました(うちの母との出会いもオルガンが一役・・)。
で、私が小さかった時に買った「クロダトーン」というオルガンが家にあったのですが、父が亡くなって(母もオルガン専攻なので弾けるんですが)何年かした時に、島根県に愛真高校というキリスト教の小さな学校ができるということを知って、母はその思い出のクロダトーンを寄付しました。
それから12年後、私は音楽の先生としてクロダトーンのある愛真高校に勤めることになりました。その時にはすでにクロダトーンはちょっと不具合があって修理をしなければならない状態でしたが、修理できる人が見つからずそのままの状態で置いておかざるをえませんでした。
5年ほど勤めて結婚退職して、私は中山農園にいるわけですが、今年臨時で1学期間だけ音楽の教員として20年ぶりに愛真高校で働くことになりました。すっかりオルガンもボロボロで、このまま直ることはないんだろうな〜と思っていました。
ところが!
2学期から音楽の教員として来てくださった先生がオルガン専門の先生で、オルガンを直したい!と色々調べてくださり、ついに、三重県にお住まいの岡本直樹さんにたどり着いたのです。
そして、オルガンを修理に出してくれて、、、、
今日!愛真高校に戻って来たのです!
今日戻ってくるという話を聞き、いても立ってもいられず、レッスンを申し訳ないけど延期させてもらって愛真高校に行って来ました!



ヴァイオリンの横にある写真、闘病中にオルガンに向かう父の写真です。ヴァイオリンのケースに入れて持ち歩いています。
懐かしい音。ピカピカになって帰ってきたオルガン。生き生きした鍵盤。息を吹き返したオルガンに感激しました。ついでに、ヴァイオリンと一緒に讃美歌を弾かせていただきました。
ここまで丁寧に修理してくださった岡本さんに本当に感謝です。それから修理に出してくれた愛真高校にも感謝です!
岡本さん曰く、「クロダトーンは(もう黒田オルガンというメーカーはなくなっているので)日本で数人の人が所有はしているけれど、こういう学校という公の場にあるのはこの一台だけです。」とのことでした。
暖かくて深く、包み込むような音色のオルガンが身近にあるなんて、本当に嬉しいことです。
これからも時々会いに行こうと思います。
こんな素敵な誕生日を過ごせて、とても幸せでした!(Y)
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